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千葉市立稲毛高等学校同窓会臨時総会について

8月 12th, 2022

千葉市立稲毛高等学校同窓会臨時総会について

1 日時等
令和4年8月27日(土)17:00から
本校給食棟ホール(本校通用門から入り左手に進んでください。)
※大変恐縮ですが、公共交通機関をご利用ください。

2 議決事項
第1号議案 役員人事の承認について
第2号議案 臨時的な支出の承認について
※本校同窓会は、ここ数年総会を開催していなかったため、その間の同窓会の状況について臨時総会冒頭で説明いたします。

3 出席連絡について
臨時総会に御出席いただける場合は、お手数ですがQRコードからお手続きいただきますようお願いいたします。なお、QRコードでのお手続きが難しい場合は、担当までお電話をお願いいたします。
※出席連絡は、8月26日(金)17:00までにお願いいたします。
※当日は、本人確認のため免許証、保険証等をご持参ください。

出席登録サイト用QRコード

QRコードを利用できない方はこちらからお願いします。
https://forms.gle/cFXKjqarnRNEGbL76

令和4年8月12日
(担当)副校長 桒田智晃(9期生)
043-277-4400

第1期会祝賀イベントまであと1週間!(3/10 22時修正版)

3月 10th, 2012

第1期生の卒業30周年記念祝賀イベントまで
あと1週間となりました。

祝賀イベントの概要をお知らせします。

イベント1 稲毛高校ツアー
福原教頭先生の御案内で母校を歩きます。
ダンスドリル部によるスペシャルパフォーマンスと
吹奏楽部によるウエルカム・ミニ・コンサートがあります。

イベント2 稲毛高校~ホテル ザ・マンハッタン バスツアー
稲毛高校→JR稲毛駅→稲毛の浜→QVCマリンフィールド→ホテル ザ・マンハッタン
約20分のバスツアーです。
千葉海浜交通のご協力で、当時通学に使っていたバスに乗って母校周辺をドライブです。

イベント3 祝賀パーティー
ホテル ザ・マンハッタンで午後6時から3時間行われる大祝賀会。
制服や体操服等々、懐かしいグッズも展示します。
懐かしい音楽が流れるバンケットホールで30年前の高校生活を思い出してください。
祝賀パーティーの最後には、全員で校歌を斉唱しましょう!

出席される予定の先生方は次の通りです。
石母田権兵衛初代校長御夫妻
星野和彦教頭
増田聖三事務長
吉田正先生(A組担任・国語科・剣道部)
平野均先生(B組担任・化学科・テニス部)
實川光夫先生(C組担任 旧姓:伊藤先生)
大田昌弘先生(E組担任・数学科・卓球部)
大槻隆夫先生(F組担任・物理科・電気通信部)
遠藤幸夫先生(I組担任・数学科・ソフトボール部)
小川淳子先生(A組B組副担任 旧姓:柳澤先生・書道)
小高千代子先生(G組H組副担任・家庭科・華道部)
前田康晴先生(I組J組副担任・国語科・卓球部)
水野澄先生(数学科)
関忠昭先生(国語科・野球部)
峯勝一先生(体育科・バレーボール部)
平山猛夫先生(数学科・バスケットボール部)
宮崎賢一先生(数学科・野球部)
中富清和先生(社会科・バレーボール部)
小森崑先生(英語科・卓球部)
中川真先生(体育科・サッカー部)
谷内覚先生(体育科・水泳部)
岡部久雄先生(物理科) 稲毛高校ツアーのみ祝賀パーティーはご欠席
國松敬子さん(実習助手)

当日参加予定の第1期生は次の通りです。(カッコ)内は旧姓。
阿部佐知子(原)、石毛公彦、伊東ゆかり(嶋田)、今泉英岳、今村ルリ子、大山賢一、
岡崎正晴、奥田恭子(中島)、小倉佳春、尾崎充延、笠寺敏也、加藤佳子(白石)、
角田孝子(大塚)、門脇比佐子(村田)、鎌倉けい子(林)、川島富美枝(大塚)、
岸本優子(飯島)、北村亮子(野間口)、木原圭子(森川)、木村啓二、木村禎彦、
桑原健二、小池真奈美、古賀直樹、小島和子(井上)、小林喜久江(細川)、小林智恵子(中野)、
小松喜男、斉藤芳美(秋葉)、坂本成生、佐藤貢一、佐藤由佳(相原)、
早良真奈美(佐藤)、三条弥生(加藤)、塩野喜代美、品川美晴(松村)、
篠原郁子(高井)、清水紀子(池田)、進藤道子(小菅)、鋤本綾子(香取)、
杉本美由紀、鈴木貴子(川畑)、鈴木隆、鈴木千恵、鈴木正勝、鈴木美和子(金原)、
鈴木ゆかり(五十嵐)、鈴木陽子、相馬誠、互野幸子(桐山)、高木理枝子(牛山)、
高橋昭子(町田)、高山孝一、高山恵美(星野)、田島明、田島泰子(谷津)、
田中久美子(吉成)、田中準二、塚本博計、土屋妙子(石橋)、都筑成行、露木佳子(高木)、
寺田晴美(高橋)、藤地清孝、遠山由美子(紅谷)、戸田かほる(岩崎)、豊田敏男、
中村照紳(中村仁)、中村智恵子(高尾)、中村正利、中村圭靖、行方みどり(藤原)、
成田伸雄、成石知仁、根岸正純、野中みどり、長谷川卓史、長谷川典良、服部美沙、
林七恵(竹内)、林玲子(大岩)、福島大起、古沢忠行、本城啓子(尾崎)、町田美紀、
松井真理(植草)、三井聡、三宅美江(中原)、村越裕子、森井晴美(穐山)、
森恭子(須藤)、安田早苗(東田)、山形裕規、山口幸枝(坂本)、山田祐子(滝上)
山本薫、吉野光夫、吉田哲也、善積智子(松下)、渡辺明子(澁谷)
※以上の氏名は、イベント1もしくはイベント3に出席を表明された第1期生です。
上記の第1期生全員が、稲毛高校ツアーから参加されるわけではありません。

まだ、祝賀イベントへの申し込みを受け付けています。ぜひご参加ください。
連絡先は、
電話の場合   090-3060-1979
メールの場合  inagehsa1@docomo.ne.jp

第30回年次総会 開催のお知らせ

10月 27th, 2011

稲毛高等学校同総会は、第30回年次総会を以下の通り開催することといたしました。

日時
11月27日 日曜日
午後1時より午後2時まで

会場
ホテルポートプラザちば 1階多目的ルーム
住所:千葉市中央区千葉港8-5
 (最寄駅:JR京葉線・千葉みなと駅)
※参加者多数の場合、会場が変更になります。

出席について
・出席のご通知をいただいた同窓会員のみ。
・議事進行を妨げるお子さま等の入場をお断りする場合があります。

年次総会への参加方法、委任状の提出方法など、近日中にお知らせいたします。

平成23年10月27日
千葉市立稲毛高等学校同窓会
会 長  足澤 公彦

お問い合わせ先
〒260-8691 郵便事業株式会社 千葉支店 私書箱第27番
千葉市立稲毛高等学校同窓会 事務局
090-3060-1979
support@inagehsa.net

母校へのお問い合わせ、郵便物の発送は、業務の妨げになりますのでご遠慮くださいますようお願い申し上げます。

同窓会へのご連絡、お問い合わせは……

10月 10th, 2011

同窓会事務局からのお知らせです。

これまで同窓会では郵便物や宅配物の送付先を母校事務室宛にお願いしてまいりましたが、
今後は千葉中央郵便局内にある私書箱宛にお願いすることといたしました。

郵便物宛先
〒260-8691 郵便事業株式会社 千葉支店
私書箱第27番
千葉市立稲毛高等学校同窓会 事務局

※母校事務室への郵送物や宅配物の送付はご遠慮ください。

また、このたび同窓会専用の携帯電話を使用することにいたしました。

同窓会専用携帯電話
090-3060-1979

※留守番電話になる場合があります。

電子メール
support@inagehsa.net

※お問い合わせや各種変更手続きはすべてこちらでお受けいたします。

同窓会には専従の事務スタッフがおりませんので、
十分な対応ができないかと思います。
同窓会員の皆さまのご理解とご協力をお願い申し上げます;。

平成23年度が始まりました……

4月 28th, 2011

母校も新学期を迎えました。
4月から3年生になった在校生は31期生。
新1年生は33回生ということになります。
403名が入学しました。

このブログの前回の更新は1か月前のことになります。
東北太平洋沖大地震が発生してから今日で49日目となります。
みなさん、いかがお過ごしでしょうか。

同窓会の役員の面々も新たな春を迎えました。
就職活動の準備を始めた28回生。
赴任先の中学校が決まった21回生。
社内で責任あるポジションにつかされた17回生。
子育てに一つの区切りをつけて専門学校に通い始めた8回生。
新しいビジネスに挑戦し始めた5回生。
それぞれに、人生の新たなページをめくっています。

いま気がかりなのは、同窓会に連絡先を登録している23人の卒業生たちのことです。
この23人の卒業生は、今回の大震災の被災地に住んでいる人たちです。

   宮城県   7名
   福島県   1名
   岩手県   1名
   茨城県   14名

本当ならば、このブログで名前をあげて、安否を訪ねたいのですが、
個人情報保護の観点から、それはできません。
同窓会では、近日中に、23名の方々にお手紙をお送りしてみようと思っています。
23人の同窓会員が無事であることを祈りあげます。
また、できることならば、悲痛な思いが最小限であってほしいと願っています。
もし、このブログをお読みいただいている上記4県にお住まいの卒業生がおられましたら、
近況をお知らせください。

今回の大震災は、東北地方だけでなく、
千葉県のあちらこちらにも被害をもたらしました。
液状化によって不自由な生活を強いられていた同窓会員も多くいるようです。
今もなお、辛い毎日を送っている仲間がいないことを祈るばかりです。
浦安市在住者は31名おりますし、
千葉市の美浜区や中央区で液状化被害のあった地域に住んでいる卒業生は数え切れないほど多数います。

苦難の先に、きっと光があふれている……。
そういった文言をたやすく受け入れることがむずかしい世の中になっていますが、
それでも、明日を、明るい心持で迎え続けたいものです。

社会人になったばかりの時に、
テレビ番組の制作が御縁で出会った小説家・開高健さんがいつも使っていたことばを最後に記します。

   明日、世界が滅びるとしても
   今日、君はリンゴの木を植える

同窓会長 足澤公彦

   

第30期卒業式が挙行されました。第30回同窓会入会式を行ないました。

3月 10th, 2011

同窓会長の足澤です。
昨日、3月9日、第30期卒業式が行われました。
母校より同窓会に来賓としての出席依頼がございましたので、同窓会を代表して臨席いたしました。


残念ながら、卒業式の模様をお伝えする写真は撮影しておらず、同窓会員の皆さまには、皆さんが卒業される時どうだったかなぁと回想していただきながら、拙文を読み進めていただくほかありません。

オーケストラ部の演奏でA組から順番に入場です。担任の先生が先頭です。
「君が代」斉唱に続き「校歌」斉唱。まだまだ私も歌えました。完璧ではなかったけれど30年以上も前に覚えた歌詞を覚えていました。

着席後、奥山校長先生からの御言葉があり、生徒の名前がひとりひとり呼ばれていきました。壇上の来賓席からは返事をする顔がはっきりと見てとれました。穏やかで、晴々しく、清々しい表情でした。第30期の卒業生は318人です。

千葉市教育委員会からの告辞、育友会会長による祝辞、熊谷市長からの祝電披露があり、在校生からの送辞、卒業生の答辞と続きました。言葉をかみしめながら、3年間の高校生活を振り返りながら、必死に涙をこらえて答辞を読み上げていく姿に思わずもらい泣きしてしまいました。

「仰げば尊し」と「蛍の光」の斉唱があって、退場です。
ブラスバンド部の演奏が流れる中、クラスごとに思い思いの別れの挨拶をして体育館を退場していきました。

第30期318名のみなさん、御卒業おめでとございます!


前日の8日は、同窓会入会式が行われました。この日は後期日程の合格発表の日でもありました。
稲毛高校に合格したみなさん、合格おめでとうございます!


入会式では、同窓会活動のあらまし、同窓会費の使いみちなどの説明に加え、個人情報の取り扱いに関する同窓会の基本方針などを説明しました。

第30期生の入会承認宣言の後、クラスコーディネーターの確認を行ない、卒業記念品と同窓会入会記念品の授与が行なわれました。
今年度の卒業記念品は「卒業証書バインダー」で、同窓会入会記念品は「印鑑」でした。


最後に、先輩からのメッセージをお聞きいただき、同窓会への個人情報登録のお願いをしました。
まだ、未登録の第30期生の同窓生がいましたら、ぜひ登録を忘れないように済ませてください。登録をしていないと、同窓会からのお知らせがまったく届かなくなります。


写真は、第30期のクラスコーディネータのみなさんです。

同窓会会員の皆さんへ、稲葉実千生前会長からメッセージが届きました。

2月 22nd, 2011

IT・広報担当の3期生・ひろなかです。

 稲毛海岸駅前の河津桜が開き始めました。
ジャスコのイベント広場に立つと、白い駅舎を背景に鮮やかな桜色が映えています。

 只今同窓会スタッフは、
3月8日(火)に開かれる同窓会入会式に向けて着々と準備の真っ最中です。
スタッフ全員、仕事や家庭、学業があるので、その合間を縫っての作業です。

 そんな最中、前・同窓会会長(第4代)の稲葉実千生さん(4期生)からメッセージが届きました。
同窓会活性化プロジェクト発足のいきさつから、今後の同窓会に期待することなど、
長年同窓会に関わってこられた稲葉さんの経験にも触れながら、温かく語ってくださっています。

 稲葉さんのメッセージは、ホームページの「同窓会役員一覧」で公開しております。
前役員方々がなさってきたこと、新しい同窓会が生まれるきっかけになったエピソード、そして、稲葉さんからの楽しいご提案などなど。
会員の皆さん。ぜひ、ご覧くださいね。

『同窓会なう。みんなで稲毛高校同窓会を盛り上げるのは、今!』
今、クリック!→ http://inagehsa.net/yakuin.html




(2011年2月21日午後の稲毛海岸駅前)

クラスコーディネーターって、どんなことするの?

1月 19th, 2011

 「クラスコーディネーター」ってどんなことをするのでしょうか?
 このブログご説明したいと思います。

 「クラスコーディネーター(旧会則では「クラス幹事」と呼ばれていました)」になることは「同窓会の執行役員」になることではありません。
 「クラスコーディネーター」は、卒業した後、クラスメイトを束ねてゆく「各クラスの取りまとめ役」です。

 取りまとめ役としての役割は大きく分けて4つの事柄に分けられます。 

 まず一つ目は、クラス会や同期会の企画や立案、そして会の開催にあたっての幹事役です。

 二つ目は、お世話になった先生方の異動や御逝去、叙勲受賞等の情報や、全国大会等に出場する部活動の情報を、同窓会事務局から同窓会員に伝えたり、同窓会員から同窓会事務局へ伝えたりする役割です。

 三つ目は、結婚や離婚等で名前が変更になったり、就職や転勤、転職、国内外転居等で現住所が変わったりした際、本人が変更手続きを行なうことを原則としていますが、同窓会事務局に変更の手続きをするよう働きかける役割です。

 四つ目は、10年ごとに行なわれる母校の創立周年事業(創立40周年事業が2019年に、創立50周年事業が2029年に開催予定です)では、連絡調整役をお願いすることになります。

 
 同窓会は、本年、創設30周年を迎えます。この間、同窓会存続の危機が何度かありましたが、同窓会の意義を真に理解し、母校とのつながりを大切にしたいと思う諸先輩方によって、多くの教職員の方々のお力添えによって連綿と受け継がれてきました。

 私たち同窓会役員は「熱き思いを有する後輩たち」を待ち望んでいます。見て見ぬ振りができない「傍観者になれない人生を歩む人」を求めています。

 2日間の飛翔祭を最大限に盛り上げようと汗を流した人、
 部活動や委員会活動のために尽力した人や人知れず縁の下の力持ちに徹した人、
 または、志のある人、同窓会運営に関心のある人は、ぜひ「クラスコーディネーター」に立候補してください。

 もし立候補者がいなければ、クラスの人気者がいませんか?
 人の世話を焼くことが好きな人はいませんか?
 そのような人をぜひ推薦してください。

 わからないことがありましたら、お気軽に同窓会宛にメールを送ってください。
 アドレスはこちらです。
support@inagehsa.net

あらゆる新しいこと、美しいこと、素晴らしいことは 一人の人間の熱狂から始まる -新年のご挨拶-

1月 1st, 2011

 あけましておめでとうございます

 稲毛の浜にはやわらかな光がふりそそいでいます。
 2011年。辛卯(かのとう・しんぼう)の年を迎えました。本年も稲毛高等学校同窓会の活動に対するご支援ご鞭撻をお願い申し上げます。

「辛卯」という年は、諸説ありますが、慣れ親しんだ旧体制から新体制へと再生する年なのだそうです。
 これまでの方法論は通用しません。新しい発想で前へ前へと歩みを進めていけば、その変化は“新境地への解放”といった感覚で受け取ることができるようですが、旧態依然とした取り組み方のままだと文字通り辛苦を味わう一年になるのだそうです。

 今年は同窓会創立30周年の記念すべき年です。そのような年に同窓会の役員はどのようなスタンスで会務を担っていけばよいのでしょうか。

 ここのところ組織論をまとめた本を読みあさっていますが、私が大学卒業後就職したテレビマンユニオンという番組制作会社の会長だった萩元晴彦さんという稀代の名プロデューサーが大変示唆に富んだ言葉を遺しておられ、同窓会のあり方を考える上で大いに参考にしています。この拙文のタイトルに使った「あらゆる新しいこと、美しいこと、素晴らしいことは一人の人間の熱狂から始まる」という名言は萩元さんの言葉です。

 このブログで、萩元晴彦さんの思い出をご紹介させていただくこともあるとは思いますが、本日は、新春の所信を披瀝する代わりに、萩元晴彦さんが遺された言葉『プロデューサーとは』をご紹介したいと思います。

プロデューサーとは
 萩元 晴彦

1.恋する。
 恋する。恋せぬ者はプロデューサーではない。けれども、恋する相手は真物であること。能力に応じ、熱中できれば、何人に恋してもよい。誠実であること。恋人Aに恋人Bの存在を知られてもよい。会わせてもよい。AとBが恋し合えば、さらによい。

2.天才を相手にする。
 天才を相手にする。天才である必要はない。「天才プロデューサー」は存在しない。「天才音楽家」だけが存在する。天才は「檻に閉じこめると死滅する」猛獣である。プロデューサーは猛獣使いでなければならない。それも檻から出た猛獣の。拮抗する”something”がないと、喰い殺される。プロデューサーは天才を相手にする。

3.説得する。
 説得する。プランニングし、演技し、演出し、資金も用意できれば説得しなくてもいい。命令すればよい。プロデューサーは命令しない。技術を練磨して説得する。説得力は企画に対する確信と情熱から生まれる。まず企画。最後は魅力ある人間になること。いるだけで説得したと同じ結果を得る。それが最高だ。全身全霊で説得する。

4.信じる。
 アーチストを信じる。プロデューサーの基本はそのこと以外にない。yesと言う。「革命はナインということ、芸術はヤーということ」とはフルトヴェングラーの言葉である。我々は革命家ではない。だから徹頭徹尾yesと言う。信じられるアーチストを作る唯一の方法は…、信じること。

5.哲学をもつ。
 もつといっても、哲学はそこに置いてあるものではないから、拾ってくるわけにはいかない。自分で考え出さなければならない。その結果が前人と同じであってもいいが、不思議なことに借り物では役に立たない。プロデューサーは哲学を金主にも雇主にも、芸術家にも、スタッフにも、そしてお客さまにも明快に説明できなければならない。他人が理解できなければ哲学をもったことにならない。

6.夢見る。
 夢見る。「プロデューサーに必要なものを全部取り上げる。ただし、ひとつだけ残してやろう」と神様が言ったとする。私ならば躊躇なく「夢見ること」と答えよう。プロデューサーは夢見る。夢見る……。言葉を換えれば「やりたいこと」がある。それがプロデューサーの絶対的条件だ。意外にも「やりたいこと」を持つのは至難である。あなたは今やりたいことがありますか?

7.植える。
 植える。温室にではなく、大地に。ときには荒野に。植える、水をそそぐ、肥をやる、草を取る……、そして祈る。農夫と同じである。その作業で農夫が大声を出すだろうか。すべては静かな声で行われる。「我は植え、アポロは水そそげり。されど育てたるは神なり」。バウロの言葉である。植える……。競争の場を与える。そして見守る。

8.需要を作り出す。
 表面的な需要がないから供給できないと考えない。ものの需要は潜在しているにすぎない。人々は具体的にどういうものを欲しているか示せない。極論すると受け手にニーズはない。供給だけが需要を作り出す。需要を人工的に刺激するのではない。正しい考えで根気よく供給を続ける。方法はそれだけだ。プロデューサーは供給することで需要を作り出す。

9.統率する。
 プロデューサーの仕事は複数の人間とするもの だから、組織の成員を統率して、その能カを最大限に引きだきなければならない。統率する方法はさまざまだが、全員が室内楽奏者のような自由さのなかでいきいきと自発性を発揮し、最後にはプロデユーサーの意図が実現できていれば最高である。統率する。統率とは成員の自発性を統一することである。

10.集める。
 人、金、物のなかで最も重要なのは「人」だ。「播かれて良き地にあれば、三十倍、六十倍、百倍の実を結ぶなリ」(マルコ伝第四章)。まず自らの場が「良き地」であること。そのもの、音楽なら音楽、に畏敬と愛情の念を持つ人間を「良き地」に集める。やがて集めるのではなく集まるようになる。

11.献身する。
 devote。無条件で、無償で、ひたむきに芸術家に献身する。devoteeは「熱愛者」である。devotionには「祈り」の意味がある。プロデューサーは「愛し祈る人」である。祈りは献身から生まれる。植え、育て、競争の場を作って舞台へ送り出す。そして祈る。

12.見えざる手に導かれる。
 説明不能の真実。68年、『カザルスとの対話』を読む。72年、プエルトリコでパブロ・カザルスの撮影に成功。86年、ロンドンでホルショフスキーの名を聞く。87年、ロンドンで演奏会を聴き来日を要請する。同年、カザルスホールオープン。88年、パブロ・カザルスの盟友シュナイダーと共演しカザルスホールにデビューした13歳の相沢吏江子が、カーチス音楽院に入学してホルショフスキーの生涯最後の弟子となる。プロデューサーは見えざる手に導かれる。

13.熱狂する。
 熱狂できぬ者はプロデューサーたり得ない。けれども、人間は命じられて熱狂するだろうか。それは「血」である。熱狂する「血」が流れていない者はプロデューサーになるべきではない。あらゆる新しいこと、美しいこと、素晴らしいことは一人の人間の熱狂から始まる。

 昨年一年間、同窓会の仕事をしてみて痛感したことは、同窓会役員の仕事とはプロデューサーの仕事とほとんど変わらないということでした。異なる点はといえば「同窓会は利潤を追い求めない」という点と「すべての同窓会役員は名誉職であり一切の報酬が無い」という2つの点です。

 劇的な変化が予想される2011年。同窓会にも大いなる変化がもたらされることでしょう。
「あらゆる新しいこと、美しいこと、素晴らしいことは一人の人間の熱狂から始まる」。
萩元晴彦プロデューサーが遺した言葉をいつも胸に、斬新で、人情味たっぷり、そしてどこまでも崇高な同窓会活動を展開していきたいと思います。同窓会の活動に、ぜひ、ご参加ください。

千葉市立稲毛高等学校同窓会長 足澤公彦

追記
 萩元晴彦さんは、長野オリンピックの開閉会式の総合プロデューサーを務めた後、2001年にお亡くなりになりました。萩元晴彦さんについては、http://www.shiojiri.ne.jp/~shio/h2htc/h2himself3.htmをご参照ください。
 以下の書籍も出版されています。ご参考までに。
『おまえはただの現在にすぎない』(朝日文庫 今野勉・村木良彦との共著)
『萩元晴彦著作集』(郷土出版社 死後編まれた自選エッセイ集)


↑ 2011年元旦の朝日[photo/hironaka]

2010年をふりかえって ごあいさつと御礼のことば

12月 30th, 2010

 11月21日、第29回同窓会年次総会が開催され、同窓会長に就任いたしました足澤公彦です。初めてのご挨拶をさせていただきます。

 長谷川卓史 初代会長(1期生)から始まって、沢口誠 第2代会長(5期生)、宮正行 第3代会長(2期生)、稲葉實千生 第4代会長(4期生)と続き、私は、第5代目の会長ということになります。来たる3月には、第30期生が卒業し、同窓会は創立30周年を迎えます。

 私が同窓会の裏方に参加するようになったのは、昨年末にスタートした「同窓会活性化プロジェクト」からですが、この1年の間に、およそ1000人の同窓会員の方々にお目にかかってきました。高校在学中の思い出から、母校に対する想い、同窓会への注文まで、思い出話をうかがったり、意見をやりとりしたりしたことは、同窓会活動における企画立案の原動力になってきました。

 うかがった声に共通していたのは「恩師との深い絆」というべき思い出の数々でした。縁あって同じ学び舎で学んだ者たちの心に刻まれた事柄は、稲毛の浜に沈んでゆく夕陽のように卒業後何年たっても色鮮やかなままでした。思い出を共有し合う者が至福のひとときにひたれる再会の機会を同窓会として提供していくことができたらなぁと思っています。

 お目にかかった約1000人の同窓会員には旧職員の皆さんも含まれています。稲毛高校で教鞭をとった多くの先生方にとっても、事務室等で精勤された多くの職員の方々にとっても、稲毛高校は“第二の母校”のような位置づけになっており、特別な思いを持ち続けていらっしゃる教職員の方々から同窓会に対するたくさんの御意見を拝聴することができました。

 今年の年次総会には、稲毛高校が開校する前から開設準備委員のお一人として尽力され、昭和60年まで7年もの間、数学を教授された水野澄先生もご臨席くださいました。
年次総会の締めくくりにお言葉を頂戴したのですが、その中で、同窓会とはこうあってほしいという思いを、
「稲毛の浜の目の前にある稲毛高校の同窓会は、社会の荒波にもまれて、ふっと何かの折に立ち寄りたくなった時に寄港できる、戻ってきたくなった時に帰港できる港のような存在として考えてみたらどうでしょうか……」
 というような表現で述べられました。
“港のような同窓会”という発想は新たに選出された同窓会役員全員の胸に響き渡るものでした。その場には母校の現職員の方々はどなたもいらっしゃいませんでしたが、碩学の長老からの含蓄に富んだ“学校論”は一人でも多くの教職員の方々に聞いていただきたかったお話でした。

 同窓会のホームページには役員として16名の名前が列記されていますが、現在、同窓会を支えてくださっている同窓会員は50名を優に超えています。さまざまな年齢の、さまざまな立場の人たちが、母校稲毛高校とのつながりを大切にしたいという同じ思いで集まり、同窓会を守り続けていこうと支援してくれています。

 稲毛高校を出港した無数の卒業生たちが社会の荒波にもまれ逆風のなか果敢に突き進んだ果てに戻り、心落ち着かせ、拈華微笑(ねんげみしょう)の友として向かい合える同窓会にしたいと思います。

 2010年を振り返った時、たくさんの笑顔がよみがえります。ご支援、ご指導、ご助言、ご鞭撻、ありがとうございました。同窓会の役員を代表いたしまして心より御礼申し上げます。

 稲毛高等学校同窓会のブログの、2010年の更新は、今回が最後となりました。ご愛読ありがとうございました。皆さま、よいお年をお迎えください。


▲12月某日夕刻 高洲から稲毛海岸の空を望む。(photo/hironaka)