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ひろなか志づこの随筆「ふむるす・るぷるす」の第5回目「あの夏の花火」

9月 10th, 2010

 100年に一度の暑い夏。皆様、いかがお過ごしでしたでしょう。

 私はと申せば・・・

 酷暑で、もともと希薄な気力と脳みそがヒートアップ寸前に。

 暑くて外出したくないから、毎日「いかに外出しないか」がテーマ。

 おかげでブログになるほどのネタも収穫できず、先月の更新をさぼってしまいました。(言い訳)

 それでも、8月7日の千葉市民花火大会の写真は撮影しましたんですのよ。

 そしてあっという間に9月になり・・・

 「これをブログのネタにするもの“いまさら~”だよな~」と思っておりましたら

 ラジオからドリカムの「あの夏の花火」が。

   むむむ・・・。

 とりあえず、これをネタに更新することにしましょう。

 嬉しいことに我が家のベランダから、この花火を望むことが出来ます。

 今夏も、ビール片手に鑑賞いたしました。

 

どど~ん。

 も~いっちょ~。

 今年の花火も大きく、そして艶やかでした。

 そうそう。こんなのもございましたよ。

 なぜか、クリスマスツリーや雪だるままで出現しました。

 現在はポートタワー周辺が花火大会の会場となっておりますが

 以前は稲毛海岸がその舞台だったとか。

 恥ずかしながら、その当時の花火大会を全く記憶しておりませなんだ。

 私の記憶はせいぜい、某サーカス団くらいでしょうか。

 (ここで生まれて初めて、球体の中を走るバイクを観た)

 高校生時代の稲毛海岸での想い出、というものを、

 卒業生皆さん、それぞれ何かしらお持ちのようですね。

 授業が終わってからクラスで遊びに行ったとか、

 彼氏もしくは彼女と夕陽を眺めたとか、

 卒業アルバムの集合写真を撮ったとか。

 私自身は、サーカス以外、この海岸にまつわる当時の想い出が皆無。

 むしろ、社会人時代以降のほうがございます。

 夜、路駐して(当時は取締りが緩かった)海岸に遊びに行ったら、

 車上荒らしにあって財布の札を全部抜き取られていた、とか

 子どもらと花火をしようと公園内に向かったら、

 ホームレスな方々が寄ってきた、とか。

 そういえば現在の稲毛海岸の某エリアには、

 特定の「趣味」の方々の集う場所があるそうですがご存知でしょうか。

 今から2~3年前のある日。

 私の20代前半の男性知人(塚本高史似)が、砂浜にマットを敷き、独りくつろいでおりましたら

 (この日、彼女が遊んでくれなかったかららしい。)

 遥か向こうから、ズンズンズンズンズンズン・・・と一人の男性が走ってきます。

 ズンズンズンズン・・・・・・

 どうも、自分に向かってきているような・・・

   ズンズンズンズン・・・・・・

 やたらと体格がいい男性・・・

      ズンズンズンズン・・・・・・

 そのカラダはテカテカしている・・・

         ズンズンズンズン・・・・・・

 胸騒ぎのした知人は、キョロキョロと周囲を見回しました。

 案の定誰もいない。自分独りです。

  「やばい。俺がターゲットだ!!!!!」

 即刻マットと荷物を「わしっ」と掴み、その場所から逃げ出したそうな。

 翌日、知人は勤め先で、アメフト選手だった同僚にこのことを話したところ

 「あ~。あそこは“そういう”男たちが集まる場所なんだぜ」とのこと。

 現在の稲毛海岸には、四半世紀前想像もつかなかったような「オアシス」が存在しているようです。

 酷暑が続くとは申せ、もう秋であります。

 キリン「秋味」も美味しいですし。

 (ヱビスの限定・飛鳥クルーズもGOOD!)

 弛んだ気持ちに喝を入れるべく、先日髪を切ってまいりました。

 最近また流行り始めた刈り上げを両サイドに施しまして、

 前髪を中央で分けるとソフトバンクの「新しいおじいさん」松田翔太に。

 顔も松田翔太みたいになれるといいのですが、

 人間、多くを求めると何も得られませなんだ(というか、これ、男だし)。

 さてさて、母校の後輩方々が多方面でご活躍、ご健闘なさっておられるご様子。

 彼らの母親世代真っ只中ではございますが、

 私も私なりに精進いたしまして、2010年残り4ヶ月を乗り越えてまいりたい所存です。