Archive for 1月, 2011

日本学生科学賞で2年連続受賞! 稲高付属中2年生 嶋本習介さん。

1月 29th, 2011

 こんにちは。IT・広報担当のひろなかでございます。
このところ、確定申告書作成やら仕事部屋のエアコンが突如故障するなどして
個人的事情によりブログアップを怠けてしまいました。
数日間、小さな電気ストーブで我慢していたのですが、この冷え込み。
さすがに耐えきれず、家電店に出向いてエアコンを注文しましたら
納入が来月半ば以降になるとのこと。
昨夏の酷暑やエコポイントなどの影響で、11月に注文したのにまだ届いていない、なんてお客様もいらっしゃるそうな。
昆虫のように手をこすり合わせながら久々のブログ更新であります。

 またまた、在校生が素晴らしい賞を受賞しました。
それも昨年に引き続きです!
受賞作の内容とご本人の喜びの声が、笑顔の写真付きで読売新聞(京葉版)に掲載されています。


↑読売新聞 2011年1月27日(木)付 京葉版P32にて掲載

  ◇第54回日本学生科学賞 科学技術政策担当大臣賞◇
       「クリサキテントウの生活史」
    嶋本習介さん(千葉市立稲毛高付属中2年)
 

 記事によりますと、
生態がはっきりしないクリサキテントウを2009年9月から約1年間、稲毛海浜公園で研究したそうです。
公園内に松の木が無数に立っているのは、母校に通っていた皆さんには周知のことと思いますが、
その松の木(217本!)を丹念に地図に記入することから始めたとか。
クリサキテントウの居る松の木を中心に、年中産卵状況や成虫になるまでの過程を調べた結果、
春秋の二度、生殖することを突き止めたそうです。
また、他のテントウムシ(ナミホシテントウ)との判別方法も、解剖を通じて発見しました。

 実は、嶋本さんは前回(第53回)にも応募し、見事<中学の部 入選1等>を受賞しています。
稲毛海岸に生息する昆虫を調べ、その際には新種の昆虫を発見したそうです。


http://event.yomiuri.co.jp/2009/science_53th/prize/list.htm#KC01

第53回日本学生科学賞 中学の部 入選1等
「千葉市美浜区の人工海浜に生息する昆虫」



↑ 「千葉市の最重要保護生物 ジュンサイハムシを1頭発見」

 この入選を同窓会としてお祝いするため、当時の太田会長代理(現・事務局長)と足澤リーダー(現・会長)が嶋本さんに会いに行きました。
そのとき、彼が昆虫の標本を見せてくれたそうです。
小さな虫たちが一体一体、細いピンで実に丁寧に留められていました。
その繊細な標本の出来栄えに舌を巻いたと、足澤さんから聞いております。
時にハニカミながらニコニコと(写真の笑顔ご参照)説明してくれたのが、とても印象的だったそうです。

 この度の受賞についても、同窓会では何らかの形で嶋本さんへお祝いの気持ちを伝えたいと考えております。
もし、嶋本さんからコメントなどをもらう機会がありましたら、ここで書かせていただきますね。

 「将来の夢は科学者」という嶋本さんを、同窓会はこれからも応援していきたいと思います。

クラスコーディネーターって、どんなことするの?

1月 19th, 2011

 「クラスコーディネーター」ってどんなことをするのでしょうか?
 このブログご説明したいと思います。

 「クラスコーディネーター(旧会則では「クラス幹事」と呼ばれていました)」になることは「同窓会の執行役員」になることではありません。
 「クラスコーディネーター」は、卒業した後、クラスメイトを束ねてゆく「各クラスの取りまとめ役」です。

 取りまとめ役としての役割は大きく分けて4つの事柄に分けられます。 

 まず一つ目は、クラス会や同期会の企画や立案、そして会の開催にあたっての幹事役です。

 二つ目は、お世話になった先生方の異動や御逝去、叙勲受賞等の情報や、全国大会等に出場する部活動の情報を、同窓会事務局から同窓会員に伝えたり、同窓会員から同窓会事務局へ伝えたりする役割です。

 三つ目は、結婚や離婚等で名前が変更になったり、就職や転勤、転職、国内外転居等で現住所が変わったりした際、本人が変更手続きを行なうことを原則としていますが、同窓会事務局に変更の手続きをするよう働きかける役割です。

 四つ目は、10年ごとに行なわれる母校の創立周年事業(創立40周年事業が2019年に、創立50周年事業が2029年に開催予定です)では、連絡調整役をお願いすることになります。

 
 同窓会は、本年、創設30周年を迎えます。この間、同窓会存続の危機が何度かありましたが、同窓会の意義を真に理解し、母校とのつながりを大切にしたいと思う諸先輩方によって、多くの教職員の方々のお力添えによって連綿と受け継がれてきました。

 私たち同窓会役員は「熱き思いを有する後輩たち」を待ち望んでいます。見て見ぬ振りができない「傍観者になれない人生を歩む人」を求めています。

 2日間の飛翔祭を最大限に盛り上げようと汗を流した人、
 部活動や委員会活動のために尽力した人や人知れず縁の下の力持ちに徹した人、
 または、志のある人、同窓会運営に関心のある人は、ぜひ「クラスコーディネーター」に立候補してください。

 もし立候補者がいなければ、クラスの人気者がいませんか?
 人の世話を焼くことが好きな人はいませんか?
 そのような人をぜひ推薦してください。

 わからないことがありましたら、お気軽に同窓会宛にメールを送ってください。
 アドレスはこちらです。
support@inagehsa.net

ジェットスキー世界チャンピオン・小原聡将さんがラジオ出演します。

1月 17th, 2011

ブログ編集長のひろなかでございます。

年明けから冷え込む日が続いております。
近所の高洲第三小学校のプールがカッチリ凍っているのを発見し、益々寒くなってしまいました。
皆さん、風邪やインフルエンザなどにかかっていませんか?

さて、そんな季節にとてもホットな話題。

1月12日にこのブログで紹介した
ジェットスキー世界選手権チャンピオンの稲毛高校1年生 小原聡将さんが
20日(木)午後6時から放送される、NHK-FMラジオ『まるごと千葉60分』に出演します

[参照] http://www.nhk.or.jp/chiba/program/r_schedule.html

先日のブログへ、小原さんのマネージャーをなさっているWPS-DBさんからコメントが寄せられ
そこでいただいた情報です。
(続いて小原さん本人からもコメントが!
 WPS-DBさん、小原さん、どうもありがとうござました。)

高校生でありながら世界で活躍する彼が
電波を通じて私たちにどんな話を聞かせてくれるのか、とても楽しみです。

ふだんラジオを聞かない方も、この日この時間はぜひNHK-FMにチューナーをあわせてみてください。

また同窓会では、小原さんのインタビューを計画中です。
これについてもこのブログでご報告いたしますね。

成人おめでとう! 第28期生の成人式点描

1月 15th, 2011

第28期生の皆さん、ご成人おめでとうございます

稲毛高校の第28期生が成人式でのスナップショットを編集部に送ってくれました。
携帯電話のカメラで撮影されたものなので、ハッキリ・クッキリではないものもありますが、
2011年の成人式の雰囲気は充分に伝わってきます。

最後に、同窓会の役員を引き受けてくれている2名の新成人をご紹介しましょう。
1月5日に2011年最初の同窓会月例会議が行なわれましたが、
集まった役員でささやかなお祝いをしました。

ブログの副編集長を務め、法務関係のリサーチと、
個人情報保護に関する最新情報の収集をしてくれている菅田敦司君と、
同窓会ホームページの管理運営や、イラストを描いたり、
さまざまなデザインを担当してくれている倉田杏実さんです。
第30期生に贈る予定の「同窓会入会記念品」の選定など、
この28期生の二人がリードしてくれました。

同窓会は上は48歳から下は20歳(クラスコーディネーターも含めると19歳)までの
稲毛高校卒業生によって運営され、存続していっています。
特別な資格は要りません。
文化祭を盛り上げるのが好きだった方、イベントの企画や製作に興味ある方、
どんどん同窓会サポーターに名乗りを上げてください。
お待ちしています。
support@inagehsa.net

ジェットスキー世界チャンピオンの稲毛高校1年生 小原聡将さん

1月 12th, 2011

はじめまして。
同窓会事務局員で28回生の菅田敦司です。
この度、初めてブログを執筆させていただきました。

平成22年12月1日付の市原市の広報紙「いちはら」に
稲毛高校在校生の記事が載っているという情報を、
市原市在住の同窓会員の方からいただきました。

さっそく紙面をめくってみると、そこには驚きの見出しが!

「ジェットスキー世界選手権アマチュアクラスとジュニアライツクラスで優勝
           小原聡将さん (白金町在住、千葉市立稲毛高等学校1年) 」

なんと、稲毛高校の在校生が、私たちの後輩が、
ジェットスキーの世界チャンピオンになっていたのです。

記事を読み進めてみます。

10月3日から11日まで、ハバス湖(アメリカ合衆国アリゾナ州レイクハバス市)で行なわれた
『ジェットスキー世界選手権』のアマチュアクラスとジュニアライツクラスで小原さんは優勝しました。
この大会では世界40カ国以上から約200人もの選手が参加しているということです。

小原さんは、12歳の時からジェットスキーを始め、
同大会11位から毎年順位を上げていき、今回初めて頂点になったそうです。

小原さんは、海外の選手たちからは「SAMURAI」と呼ばれているようです。
海外の競合ライバルたちから一目置かれている存在なのでしょうね。

すごい高校1年生ですね。
母校の教育目的の一つは「真の国際人の育成」だそうですが、
まさに「国際人」と呼ぶにふさわしい在校生だと思います。

その後の小原さんですが、元日にドバイで行なわれた「UAE Jet Ski Championships」の開幕戦に出場し、
スキーストックのクラスで、見事、またまた、総合1位を獲得しました!
向かうところ、敵なし!

稲毛高校が誇る若き「SAMURAI」
今後も小原さんの活躍から目が離せません!!
同窓会では、近々、お祝いの品をもって小原さんを訪ねたいと思います。
ぜひ、同窓会ブログでインタビューをしてみたいと思います。
御期待下さいね!

『16歳 市長になった』 稲毛高校在校生が新聞に掲載されました。

1月 7th, 2011

 IT・広報担当 ひろなかでございます。
今朝(2011年1月7日)の朝刊を開いて「おぉ!」と驚かれた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 四つ折で無造作にテーブルに置かれた届きたての朝刊に「16歳 市長になった」という大きな見出し。
その左に「教育 あしたへ」というタイトルに続いて「千葉市立稲毛高校3年の~」という文字が。
視線を記事最上段に移すと、熊谷市長と同じ大きさの写真で並ぶ、笑顔の高校生の制服に見覚え有り。
低血圧な私の目と頭が、早朝一気に覚めた一瞬でした。

 
2011年1月7日(金)付 朝日新聞朝刊の第1面で
連載記事「教育 あしたへ ⑥」に、現在3年生の内海菜々花さんが紹介されています。

 記事によると、
約30年ほど前からドイツで、小中高校生が模擬店や公共機関を会場に作り、大人の生活を実演しながら実社会を学ぶという「まち」が始まったそうです。
この「まち」の開催を、近年日本国内でも行なう自治体が増えてきていて、千葉市は一昨年(2009年)春から始まりました。

 一昨年夏に開かれた2回目の「まち」では、26件の店や機関と約400名の「市民」が参加し、
初めて「市長選挙」(任期1年)が行なわれました。
内海さんは、有権者100名を前に「まちをもっと大きくして全国に知らせたい」と訴え、対立候補3名を抑えて当選したそうです。
 このとき会場にいらした本物の市長に対して
「大人は携帯は危ないと言うけれど、子どもが使う施設に公衆電話がない」という要望を伝えたところ
しばらくして、活動拠点の子ども交流館に公衆電話が設置されていました。
「言っても変わらないと思っていたけど、言わなきゃ変わらないんだ」と思った、というエピソードが記されています。

 内海さんが経験したこと、そして、それらを通じて感じたこと。
一昨年6月就任した熊谷市長が「子どもへの回答」として考えていること…と記事は続きます。

 画像はその記事全部ですが、
もし、朝日新聞を取っておられたら読んでみてください。

あらゆる新しいこと、美しいこと、素晴らしいことは 一人の人間の熱狂から始まる -新年のご挨拶-

1月 1st, 2011

 あけましておめでとうございます

 稲毛の浜にはやわらかな光がふりそそいでいます。
 2011年。辛卯(かのとう・しんぼう)の年を迎えました。本年も稲毛高等学校同窓会の活動に対するご支援ご鞭撻をお願い申し上げます。

「辛卯」という年は、諸説ありますが、慣れ親しんだ旧体制から新体制へと再生する年なのだそうです。
 これまでの方法論は通用しません。新しい発想で前へ前へと歩みを進めていけば、その変化は“新境地への解放”といった感覚で受け取ることができるようですが、旧態依然とした取り組み方のままだと文字通り辛苦を味わう一年になるのだそうです。

 今年は同窓会創立30周年の記念すべき年です。そのような年に同窓会の役員はどのようなスタンスで会務を担っていけばよいのでしょうか。

 ここのところ組織論をまとめた本を読みあさっていますが、私が大学卒業後就職したテレビマンユニオンという番組制作会社の会長だった萩元晴彦さんという稀代の名プロデューサーが大変示唆に富んだ言葉を遺しておられ、同窓会のあり方を考える上で大いに参考にしています。この拙文のタイトルに使った「あらゆる新しいこと、美しいこと、素晴らしいことは一人の人間の熱狂から始まる」という名言は萩元さんの言葉です。

 このブログで、萩元晴彦さんの思い出をご紹介させていただくこともあるとは思いますが、本日は、新春の所信を披瀝する代わりに、萩元晴彦さんが遺された言葉『プロデューサーとは』をご紹介したいと思います。

プロデューサーとは
 萩元 晴彦

1.恋する。
 恋する。恋せぬ者はプロデューサーではない。けれども、恋する相手は真物であること。能力に応じ、熱中できれば、何人に恋してもよい。誠実であること。恋人Aに恋人Bの存在を知られてもよい。会わせてもよい。AとBが恋し合えば、さらによい。

2.天才を相手にする。
 天才を相手にする。天才である必要はない。「天才プロデューサー」は存在しない。「天才音楽家」だけが存在する。天才は「檻に閉じこめると死滅する」猛獣である。プロデューサーは猛獣使いでなければならない。それも檻から出た猛獣の。拮抗する”something”がないと、喰い殺される。プロデューサーは天才を相手にする。

3.説得する。
 説得する。プランニングし、演技し、演出し、資金も用意できれば説得しなくてもいい。命令すればよい。プロデューサーは命令しない。技術を練磨して説得する。説得力は企画に対する確信と情熱から生まれる。まず企画。最後は魅力ある人間になること。いるだけで説得したと同じ結果を得る。それが最高だ。全身全霊で説得する。

4.信じる。
 アーチストを信じる。プロデューサーの基本はそのこと以外にない。yesと言う。「革命はナインということ、芸術はヤーということ」とはフルトヴェングラーの言葉である。我々は革命家ではない。だから徹頭徹尾yesと言う。信じられるアーチストを作る唯一の方法は…、信じること。

5.哲学をもつ。
 もつといっても、哲学はそこに置いてあるものではないから、拾ってくるわけにはいかない。自分で考え出さなければならない。その結果が前人と同じであってもいいが、不思議なことに借り物では役に立たない。プロデューサーは哲学を金主にも雇主にも、芸術家にも、スタッフにも、そしてお客さまにも明快に説明できなければならない。他人が理解できなければ哲学をもったことにならない。

6.夢見る。
 夢見る。「プロデューサーに必要なものを全部取り上げる。ただし、ひとつだけ残してやろう」と神様が言ったとする。私ならば躊躇なく「夢見ること」と答えよう。プロデューサーは夢見る。夢見る……。言葉を換えれば「やりたいこと」がある。それがプロデューサーの絶対的条件だ。意外にも「やりたいこと」を持つのは至難である。あなたは今やりたいことがありますか?

7.植える。
 植える。温室にではなく、大地に。ときには荒野に。植える、水をそそぐ、肥をやる、草を取る……、そして祈る。農夫と同じである。その作業で農夫が大声を出すだろうか。すべては静かな声で行われる。「我は植え、アポロは水そそげり。されど育てたるは神なり」。バウロの言葉である。植える……。競争の場を与える。そして見守る。

8.需要を作り出す。
 表面的な需要がないから供給できないと考えない。ものの需要は潜在しているにすぎない。人々は具体的にどういうものを欲しているか示せない。極論すると受け手にニーズはない。供給だけが需要を作り出す。需要を人工的に刺激するのではない。正しい考えで根気よく供給を続ける。方法はそれだけだ。プロデューサーは供給することで需要を作り出す。

9.統率する。
 プロデューサーの仕事は複数の人間とするもの だから、組織の成員を統率して、その能カを最大限に引きだきなければならない。統率する方法はさまざまだが、全員が室内楽奏者のような自由さのなかでいきいきと自発性を発揮し、最後にはプロデユーサーの意図が実現できていれば最高である。統率する。統率とは成員の自発性を統一することである。

10.集める。
 人、金、物のなかで最も重要なのは「人」だ。「播かれて良き地にあれば、三十倍、六十倍、百倍の実を結ぶなリ」(マルコ伝第四章)。まず自らの場が「良き地」であること。そのもの、音楽なら音楽、に畏敬と愛情の念を持つ人間を「良き地」に集める。やがて集めるのではなく集まるようになる。

11.献身する。
 devote。無条件で、無償で、ひたむきに芸術家に献身する。devoteeは「熱愛者」である。devotionには「祈り」の意味がある。プロデューサーは「愛し祈る人」である。祈りは献身から生まれる。植え、育て、競争の場を作って舞台へ送り出す。そして祈る。

12.見えざる手に導かれる。
 説明不能の真実。68年、『カザルスとの対話』を読む。72年、プエルトリコでパブロ・カザルスの撮影に成功。86年、ロンドンでホルショフスキーの名を聞く。87年、ロンドンで演奏会を聴き来日を要請する。同年、カザルスホールオープン。88年、パブロ・カザルスの盟友シュナイダーと共演しカザルスホールにデビューした13歳の相沢吏江子が、カーチス音楽院に入学してホルショフスキーの生涯最後の弟子となる。プロデューサーは見えざる手に導かれる。

13.熱狂する。
 熱狂できぬ者はプロデューサーたり得ない。けれども、人間は命じられて熱狂するだろうか。それは「血」である。熱狂する「血」が流れていない者はプロデューサーになるべきではない。あらゆる新しいこと、美しいこと、素晴らしいことは一人の人間の熱狂から始まる。

 昨年一年間、同窓会の仕事をしてみて痛感したことは、同窓会役員の仕事とはプロデューサーの仕事とほとんど変わらないということでした。異なる点はといえば「同窓会は利潤を追い求めない」という点と「すべての同窓会役員は名誉職であり一切の報酬が無い」という2つの点です。

 劇的な変化が予想される2011年。同窓会にも大いなる変化がもたらされることでしょう。
「あらゆる新しいこと、美しいこと、素晴らしいことは一人の人間の熱狂から始まる」。
萩元晴彦プロデューサーが遺した言葉をいつも胸に、斬新で、人情味たっぷり、そしてどこまでも崇高な同窓会活動を展開していきたいと思います。同窓会の活動に、ぜひ、ご参加ください。

千葉市立稲毛高等学校同窓会長 足澤公彦

追記
 萩元晴彦さんは、長野オリンピックの開閉会式の総合プロデューサーを務めた後、2001年にお亡くなりになりました。萩元晴彦さんについては、http://www.shiojiri.ne.jp/~shio/h2htc/h2himself3.htmをご参照ください。
 以下の書籍も出版されています。ご参考までに。
『おまえはただの現在にすぎない』(朝日文庫 今野勉・村木良彦との共著)
『萩元晴彦著作集』(郷土出版社 死後編まれた自選エッセイ集)


↑ 2011年元旦の朝日[photo/hironaka]